今回は【WordPress】MW WP Formの使い方
の解説になります!
こんな方に読んでほしい
- WordPressを学び始めた方へ
- お問い合わせ関連のプラグインを探してる方へ
- 今回はWordPressの「MW WP Form プラグイン」について解説しております。
MW WP Formとは
「MW WP Form」 とは、WordPressのお問い合わせプラグインになります。
このプラグインを紹介するポイントと問題点があります。
- ポイント
- 日本語対応しており、管理画面も見やすいです。
- 確認画面、エラー画面、完了画面の作成が可能です。
- バリデーションルールの設定も可能です。
- お問い合わせのデータの保存可能、CSV出力が可能です。
- 問題点
- CSS(レイアウト)はご自身で記述しなければなりません。
- ショートコードをコピー&ペーストしてフォームを実装します。
- 設定項目が多いです。
「MW WP Form」は、とても使いやすい反面、少し知識が必要になってきます。
ですが、このプラグイン一つで全てのことが設定できるので、しっかり覚えておきましょう。
MW WP Formの公式サイトは以下になります。
MW WP Formの使い方
- ●1:プラグインをインストール
- プラグインをインストール後、「有効化」を選択
- ●2:設定画面に移動
- 2:管理画面の「MW WP Form」をクリッします。
管理画面について
- ●1:タイトルを入力
- 「お問い合わせ」などの分かりやすいタイトル名にしておきましょう。
- ●2:フォーム識別子
- フォーム識別子の「ショートコード」を、固定ページのお問い合わせのエディタに貼り付け、保存しておきます。
- ●3:公開
- 固定のページの保存が完了後、一度MW WP Formの方も公開(保存)しておきましょう。
フォーム作成について
MW WP Formのフォームにはたくさんの種類があり、使用方法は同じですので、
よく使うフォームのみ解説していきます。
- ●4:フォームを選択
- 「選択してください」のメニューから「テキスト」を選択し、「フォームタグを追加」をクリックします。
- ●5:mwform_texの設定
- nameは、必須項目です。「name = お名前」など入力をしておきましょう
id、classは、CSSでレイアウトする場合は入力しておきましょう
sizeは、フォームのサイズになります
maxlengthは、文字数になります
初期値は、「value=”山田 太郎”」の値になります
placeholderは、「placeholder=”山田 太郎”」の値になります
- ●6:Insert
- 「Insert」で入力完了になります。
以下のように出力されたら完了です。
[mwform_text name="名前" size="60" placeholder="山田 太郎"]
だたし、このままでは見た目が悪く、CSSでのレイアウトが難しいので
以下のようにコードを追加し記述直します。
<table class="formTable">
<tbody>
<tr>
<th><span>【必須】</span>お名前</th>
<td><div>[mwform_text name="お名前" class="cont_inputd" placeholder="例 : 山田 太郎"]</div></td>
</tr>
</tbody>
</table>
上記のようにtable
タグを使い、記述直します。
tr
〜/tr
までをブロックと考えておいてください。
反映について
上記のコードに変更後、ブラウザで確認しますが、まだ反映しません。
最初に、固定ページ(お問い合わせ)にショートコードを貼り付け保存している状態です。
次にやる作業は以下のようになります。
- ●7:page-contact.php
- 固定ページ(お問い合わせ)を登録しているファイル(page-contact.php)にコードを記述します。
<?php
/*
Template Name: お問い合わせ
*/
?>
<?php get_header();?>
<div class="form-area">
<?php if( have_posts() ): while( have_posts() ): the_post(); ?>
<?php the_content(); ?>
<?php endwhile; endif; ?>
</div>
<?php get_footer();?>
重要な箇所は、9行〜11行になります。
have_posts / the_content
を記述することで、固定ページで登録したショートコードを読み込み、出力します。
以下のようにブラウザで表示すれば完了になります。
現状、CSSは触れていないので、
ここではブラウザ上で表示できていれば問題ありません。
簡易的なフォーム作成について
次に、名前以外にも、電話番号、メールアドレスなど作成していきます。
下記のように作成します。
<table class="formTable">
<tbody>
<tr>
<th><span>【必須】</span></th>
<td><div>[mwform_checkbox name="お問い合わせ項目" children="ご質問,求人,その他" separator=","]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>お名前</th>
<td><div>[mwform_text name="お名前" class="cont_input" placeholder="例 : 山田 太郎"]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>ふりがな</th>
<td><div>[mwform_text name="ふりがな" class="cont_input" placeholder="例 : やまだ たろう"]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>電話番号</th>
<td><div>[mwform_text name="電話番号" class="cont_input" placeholder="例 : 012-4567-8900"]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>メールアドレス</th>
<td><div>[mwform_text name="メールアドレス" class="cont_input" placeholder="例 : info@"]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>性別</th>
<td><div>[mwform_radio name="性別" children="男性,女性"]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>お返事の時間帯</th>
<td><div>[mwform_select name="お返事の時間帯" children="午前,午後"]</div></td>
</tr>
<tr>
<th><span>【必須】</span>お問い合わせ内容</th>
<td><div>[mwform_textarea name="お問い合わせ" cols="50" rows="5" placeholder="お気軽にご相談ください"]</div></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="submit">
[mwform_backButton class="backbtn" value="入力画面へ戻る"]
[mwform_submitButton name="send" confirm_value="入力内容確認" submit_value="この内容で送信" class="confbtn"]
</div>
ラジオボタン、チェックボックス、セレクトボックスについて
ラジオボタン、チェックボックス、セレクトボックスはテキストやテキストエリアとは違い、選択肢が追加されています。
下記の内容になります。
- ●フォームを選択
- 「選択してください」のメニューから「ラジオボタン、チェックボックス、セレクトボックス」を選択し、「フォームタグを追加」をクリックします。
- ●8.9:設定
- nameは、必須項目です。「name = 性別」など入力をしておきましょう
id、classは、CSSでレイアウトする場合は入力しておきましょう
選択肢は、項目を入力します。
選択肢01
選択肢02
選択肢03
1項目につき1行で入力してください。 例:値1↵値2 もしくは キー1:値1↵キー2:値2 送信値と表示値を「:」で分割できます。
- ●初期値
- 初期値は、選択肢に男性、女性とした際に、初期から男性にチェックが入ります。
「value=”男性”」の値になります
- ●Insert
- 「Insert」で入力完了になります。
- ●補足
- ラジオボタン、チェックボックスには、「表示方法」の項目があります。
初期は横並びですが、チェックを入れると垂直方向に並びます。
送信ボタン、リセットボタンについて
次に、送信ボタン、リセットボタンになります。
下記の内容になります。
- ●フォームを選択
- 「選択してください」のメニューから「ボタン項目(input)」の、「確認・送信、戻るボタン」をクリックします。
- ●10:name設定
- nameは、必須項目です。「name = send」など入力をしておきましょう
- ●Insert
- 「Insert」で入力完了になります。
- ●補足
- ボタン名を変更する際には、文字列の変更をしてください。
CSSについて
上記までで簡易的なフォームは完了しました。
まだCSS部分は触れていないので、現状は以下のようになります。
CSSは以下のように記述します。
文字のサイズやボタンの色など変更可能です。
.formTable {
width: 100%;
text-align: left;
box-sizing: border-box;
border-collapse: collapse;
border-top:1px solid #c3c3c3;
margin: 0 auto;
}
table.formTable td,
table.formTable th{
padding: 30px;
font-size:14px;
box-sizing: border-box;
border-bottom:1px solid #c3c3c3;
border-collapse: collapse;
}
table.formTable th{
width:25%;
font-weight: normal;
box-sizing: border-box;
}
table.formTable th span{
width:30%;
font-weight:normal;
color:#C10D23;
}
table.formTable td .cont_input{
width:80%;
height: 50px;
padding: 15px;
box-sizing: border-box;
font-size: 14px;
border: 1px solid #ccc;
overflow: hidden;
}
textarea {
width:100%;
height:200px;
border: none;
border: 1px solid #ccc;
padding: 15px;
box-sizing: border-box;
font-size: 14px;
}
#submit{
display: flex;
flex-wrap: wrap;
justify-content: space-between;
margin: 50px auto;
}
#submit input{
background-color: #c00;
border: 1px solid #c00;
text-decoration: none;
font-size: 14px;
color: #fff;
padding: 25px 40px;
letter-spacing: 1px;
font-weight: bold;
display: block;
border-radius: 5px;
width: 48%;
cursor:pointer;
}
#submit input:hover{
background-color: #fff;
border: 1px solid #c00;
border-radius: 5px;
color: #4d4d4d;
}
#submit input.backbtn{
background: #408a84;
color: #fff;
border:1px solid #408a84;
}
#submit input.backbtn:hover{
background: #fff;
color: #408a84;
}
table.formTable th,
table.formTable td {
width: 100%;
display: block;
border:1px solid #c3c3c3;
}
table.formTable td .cont_input{
width:100%;
}
#submit input,
#submit input.backbtn{
width: 100%;
}
input[type="submit"] {
appearance: none;
-webkit-appearance: none;
}
以下のようになれば完成になります。
次に、バリデーションルールになります。
バリデーションルールについて
バリデーションルールとは、項目の必須を設定することになります。
現状、バリデーションルールを設定していない場合は、そのまま確認画面に移行してしまうので注意してください。
- ●1:バリデーションルールを追加
- 最初にバリデーションルールを追加をクリックしてください。
- ●2:バリデーションを適用する項目
- バリデーションを適用する項目は、nameで指定した文字列を入力します。
例:「name=”お名前”」と指定した場合は、「お名前」と入力してください
- ●3:必須項目にチェック
- 「必須項目」にチェックを入れて、保存完了になります
- ●補足
- 「ふりがな」の場合は「必須項目」 + 「ひらがな」にチェックを入れます
「フリガナ」の場合は「必須項目」 + 「カタカナ」にチェックを入れます
「ラジオボタン・チェックボックス」の場合は「必須項目(チェックボックス)」のみにチェックを入れます
「電話番号」の場合は「必須項目」 + 「電話番号」にチェックを入れます
「メールアドレス」の場合は「必須項目」 + 「メールアドレス」にチェックを入れます
※半角数字、半角英数字などもあります。
注意!
例:「ふりがな」に対して、「ひらがな」にチェックを入れ、更に「必須項目」にもチェックを入れなければなりません。
計、2箇所にチェックが必要になります。
「ラジオボタン・チェックボックス」の場合は、「必須項目(チェックボックス)」の1箇所にチェックを入れてください。
上記の画像のように、バリデーションルールを追加した際には「未入力です。」と表示します。
また、「ふりがな」の項目に対して「カタカナ」で入力した際にはエラー表示になり「ひらがなで入力してください。」と表示します。
URL設定について
次にURL設定についてです。
現状、確認画面、完了画面、エラー表示した際にも「https://ドメイン/contact/」の状態のままになっております。
URL設定をすることで、
入力画面URLを「https://ドメイン/contact/」
確認画面URLを「https://ドメイン/contact/confirm/」
完了画面URLを「https://ドメイン/contact/thanks/」
エラー画面URLを「https://ドメイン/contact/error/」に設定します。
以下の手順で準備します。
- ●1:ファイルの準備
- 固定ページに登録するファイルを用意します。
入力画面 page-contact_confirm.php
確認画面 page-contact_thanks.php
エラー画面 page-contact_error.php
<?php
/*
Template Name: 確認画面
*/
?>
<?php get_header();?>
<div class="form-area">
<?php if( have_posts() ): while( have_posts() ): the_post(); ?>
<?php the_content(); ?>
<?php endwhile; endif; ?>
</div>
<?php get_footer();?>
<?php
/*
Template Name: 完了画面
*/
?>
<?php get_header();?>
<div class="form-area">
<?php if( have_posts() ): while( have_posts() ): the_post(); ?>
<?php the_content(); ?>
<?php endwhile; endif; ?>
</div>
<?php get_footer();?>
<?php
/*
Template Name: エラー画面
*/
?>
<?php get_header();?>
<div class="form-area">
<?php if( have_posts() ): while( have_posts() ): the_post(); ?>
<?php the_content(); ?>
<?php endwhile; endif; ?>
</div>
<?php get_footer();?>
中身は自由にカスタマイズしてください。
- ●2:固定ページに登録
- 1:タイトルを入力します
2:エディターにショートコードを入力します
3:URL スラッグ名を「confirm」、「thanks」、「error」をそれぞれ入力します
4:ページ属性の親ページを最初に作成したお問い合わせに設定し保存します
※これを3ページ分繰り返してください。
URL設定に登録について
固定ページに登録が完了したら、次に「URL設定」に上記の「URLスラッグ名」を登録します。
- ●3:URL設定を登録
- 入力画面URL/contact/
確認画面URL/contact/confirm/
完了画面URL/contact/thanks/
エラー画面URL/contact/error/ように登録してください。
注意!
URL設定をする際に、
「https://ドメイン/contact/」は、/contact/最後に/(スラッシュ)を入れるようにしてください。
「https://ドメイン/contact」は、/contact最後に/(スラッシュ)は入れないでください。
「https://ドメイン/contact/〇〇〇〇」は、contact/〇〇〇〇最後に/(スラッシュ)は入れないでください。
最後に/(スラッシュ)がある場合と、ない場合は注意してください。
完了画面メッセージについて
完了画面(thanks)ページにいった際に、完了メッセージを表示させます。
上記の入力欄にメッセージを入力しておきます。
page-contact_thanks.phpには、
have_posts / the_content
が記述していますので、完了メッセージが表示する仕組みになっております。
完了画面メッセージCSSについて
CSSに関しては、GoogleChromの検証などで確認していただき、id="mw_wp_form_mw-wp-form-〇〇"
のように指定されております。
〇〇の箇所はショートコードの番号になります。
今回だと、id="mw_wp_form_mw-wp-form-596"
になります。
#mw_wp_form_mw-wp-form-596 {}
自動返信メール設定について
次に右側の設定について解説していきます。
自動返信メールはお問い合わせをした側に届くメールになります。
以下の箇所を設定してくいださい。
- ●1:件名
- 「お問い合わせ頂きありがとうございます」など、メッセージを追加しておいてください。
- ●2:送信者
- 「会社名」など、メッセージを追加しておいてください
- ●3:Reply-to(メールアドレス)
- 「メールアドレス」を設定しておいてください
- ●4:本文
- 以下の文章を参考にしてみてください
- ●5:自動返信メール
- メールアドレスのnameを設定します
例:「name=”メールアドレス”」なら、「メールアドレス」と指定します
例:「name=”mail”」なら、「mail」と指定します
本文は以下を参考にしてみてください。
{お名前}様
この度は〇〇〇〇にお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきました内容は、下記の通りです。
---------------------------------------------
■お問い合わせ項目
{お問い合わせ項目}
■お名前
{お名前}
■ふりがな
{ふりがな}
■電話番号
{電話番号}
■メールアドレス
{メールアドレス}
■性別
{性別}
■お返事の時間帯
{お返事の時間帯}
■お問い合わせ内容
{お問い合わせ内容}
=====================
会社名
住所
電話番号 など
=====================
入力した内容が、{}
の中身になります。
■お名前
{お名前}
■ふりがな
{ふりがな}
↓以下のようなイメージです
■お名前
{山田 太郎}
■ふりがな
{やまだ たろう}
管理者宛メール設定について
管理者宛メールは管理者側に届くメールになります。
以下の箇所を設定してくいださい。
- ●1:送信先(E-mailアドレス)
- 「メールアドレス」を設定しておいてください
- ●2:件名
- 「HPよりお問い合わせがありました。」など、メッセージを追加しておいてください
- ●3:送信者
- 「会社名」など、メッセージを追加しておいてください
- ●4:Reply-to(メールアドレス)
- 「メールアドレス」を設定しておいてください
- ●5:本文
- 以下の文章を参考にしてみてください
- ●6:送信元(E-mailアドレス)
- メールアドレスのnameを設定します
例:「name=”メールアドレス”」なら、「{メールアドレス}」と指定します
例:「name=”mail”」なら、「{mail}」と指定します
本文は以下を参考にしてみてください。
ホームページよりお問い合わせがありました。
ご確認をお願いいたします。
---------------------------------------------
■お問い合わせ項目
{お問い合わせ項目}
■お名前
{お名前}
■ふりがな
{ふりがな}
■電話番号
{電話番号}
■メールアドレス
{メールアドレス}
■性別
{性別}
■お返事の時間帯
{お返事の時間帯}
■お問い合わせ内容
{お問い合わせ内容}
今回は管理者宛に届くメールですので、会社の情報等は不要かもしれません。
必要な場合は足してください。
設定について
最後に設定になります。
- ●1:問い合わせデータをデータベースに保存
- 「問い合わせデータをデータベースに保存」にチェックを入れておきましょう。
「お問い合わせデータ」として保存されます。CSVでの出力も可能になります。
- ●2:画面変遷時のスクロールを有効にする
- 「画面変遷時のスクロールを有効にする」にチェックを入れておきましょう。
入力エラーや、確認画面、完了画面に切り替わった際に、ページトップに移動せず、
お問い合わせフォーム場所に移動します。アンカーの役割をしてくれます。
まとめ
今回はこれで以上です。
- POINT
- WordPressMW WP Formについて解説しました。
- MW WP Formの公式サイトはコチラから。
- フォーム識別子の「ショートコード」を、固定ページのお問い合わせのエディタに貼り付け、保存しておきます。
-
have_posts / the_content
を記述することで、固定ページで登録したショートコードを読み込み、出力します。 - プラグインのインストールから設定の方法までの流れはコチラから。
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SHU
1991年生まれ九州の宮崎県育ち高校卒業後、愛知県で自動車関係のお仕事に5年間勤め、WEB業界に転職致しました。
趣味:サッカー観戦、ゲーム、映画、漫画基本インドアです!笑
つくる、しあわせをテーマとして主にWEBに関する様々な情報を発信しています。
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